アラフィフ私のまだまだ人生楽しみますブログ

国際結婚で2017年12月にサンフランシスコへ移住。カリフォルニア生活中心に日々感じることを綴ってます。  

アラフィフの人生を振り返る 子供を産まなかった人生。

f:id:himawari0619:20190214055347j:plain

 

今日は朝からじゃじゃ降りの雨☂。

 

リビングに座っていると、色々思うことが出てきます。今日は、その中でも一番の思いがあることを整理してみたいと思いました。

 

子供を産まなかった人生

 

去年50歳になった私。そしてサンフランシスコに移住して、新しい土地で新しいパートナーとの人生を歩み始めています。やっと、やっとこんな風に思えます。

 

子供が居なくても、充分自分を満たしてくれる人生を見つけたんじゃない?

 

私は子供がすごく欲しかったんです。欲しくて欲しくてどうしようもなかったんです。子供が出来なかったかもしれませんが、子供を作ろうという環境に恵まれなかった・・環境を作れなかった・・。子供に縁がなかった・・・。

 

20代の私

25歳で5年付き合った元旦那と結婚。その時は、30歳までに子供2人作りたいと思っていました。結婚して半年後に元旦那の借金が発覚。その後、31歳で離婚に至るまで、彼の度重なる借金問題に悩まされました。お金問題以外は、優しくて温和で、とてもいい人でしたが、でも、そんな彼との子供を作る気にどうしてもなれませんでした。彼の借金が発覚する度大喧嘩になり、自分自身精神的に疲れている状態で、子供を産み育てていくという選択はとれませんでした。

 

30代の私

34歳の時、7歳下の男性とお付き合いしました。2年位経った後、結婚する話になりましたが、突然その男性から別れを言われました。別れの理由も一切なく、一方的な別れでした。私の中で、年齢的にその時が子供持つラストチャンスかもしれないと思っていたのもあり、心身ともに壊れてしまいました。

 

37歳頃から42歳頃まで、心身ともとても不安定な時期を過ごしました。

 

子供を産む機会はもうない。お母さんにもう慣れない。なんで?私の何が悪いの?

 

その悲しい思いが私の頭と心を占めて、そのことを常に考えてしまい涙を流していることが多かったです。

 

私は、子供が欲しいということだけが望みではありませんでした。これは一般的な考え方過ぎるかもしれませんが、子供二人と旦那さんと私・・・このカタチが私が高校生の頃から描いていた理想の自分の人生でした。

 

自分の家族を持つこと=自分の居場所がある

 

その思いがすごく強かったんです。

 

周りの友達は、皆結婚して、自分の家族を持っていて羨ましかったです。皆が持っているのに、なぜ私は無理なのか・・自分がダメな人間な気がして苦しかった、悲しかった。一時期、そんな友達とも距離を置いていたことがあります。友達の子供や家庭の話を見たり聞いたりすることが苦痛でしょうがなかったから。

 

40代の私

サンディエゴに40歳の誕生日に、人生リセットしたいという思いで行きました。でも、子供をまだ産めるかもしれない、けれど子供を持って家族を築きたいというパートナーに出会う、探すということが、非常に難しい時期でした。非常にネガティブで悲観的になっていた私でしたね。それに、周りは人生これからっていう20歳前後の学生ばかりで、羨ましくてしかたありませんでした。サンディエゴに3年半ほどいましたが、ネガティブな私からはなかなか脱皮できませんでした。あああ、非常にもったいない!

 

サンディエゴから帰ってきて、日本で仕事を見つけ、また普通の生活に戻りましたが、依然ネガティブな私でした。でも、子供を産むには年齢的にもう遅いという認識し始めた43歳位からは、少しずつ諦めがついてきたのか、子供に対しての執着心が薄れていきました。

 

自分一人で、楽しみを見つけこの先の人生やっていけばいいか☺そんな人生も悪くないんじゃないかな・・

 

そう方向転換できた頃、今のアメリカ人夫との結婚する話が持ち上がり、それから3年後にはサンフランシスコに移住して新しい人生を送ることになります。

 

子供を持っている方からしたら、子供がいても大変なだけ、家族がいるからって孤独な事も多いという意見もあるでしょう。身近に子供の事で苦労されていたり、旦那さんとうまくいっていなくて家庭内別居という状態だったり・・という友達も周りにいます。世間からしたら、50歳前になるまでバツイチで子供なし、実家暮らしと聞くと、なんとまあお気楽な人生な人って感じでしょうね。世間からそんな風なレッテルを貼られている気がして、それがとても苦しかったです。世間の目なんて気にしてもしょうがない、それはわかっていますが、でも気にせずにはいられませんでした。生まれた環境がそうさせたかもしれません。

 

現在の私

 

サンフランシスコに来てからも、バスとか街中で小さなお子さんを見ると羨ましくなります。でも、あの苦しかった思いからは解放されています。子供が欲しくて欲しくてしかたなかった自分をやっと過去に置けることが出来ました。私の場合、子供が居なかったおかげで、サンディエゴにも行くことができただろうし、サンフランシスコにもこうして移住できたのだと、今振り返ってみると、そう思えます。

 

自分一人ではどうしようもできないことって沢山あります。しがみつくのも一つの選択、潔く手放すのもまた一つの選択。何がよくて、何が悪いかなんて、多分死ぬ瞬間までわからないことかもしれないです。

 

 

こうやって振り返って文章にしてみると、今まで出来なかった心の整理ができたような気がします。子供を生まなかった自分を後悔することばかりでしたが、そんな後悔する必要はないんだと思えるようにやっとなれた自分です。

 

もがき苦しむことが沢山あっても、自分が自分の幸せを諦めさえしなければ、必ず自分が望む幸せのカタチを得ることができる・・ そう信じて、これからの人生も歩んでいこうと思います☺

 

非常にとりとめのない長い話にお付き合い下さり、ありがとうございます☺