何時からぶりの雨でしょうか。
皆さんもご存知の通り、今月8日からカリフォルニアでは大きな山火事が起こっています。日に日にこの火事の被害が大きくなってきていて、ニュースを見る度、心が押しつぶされそうになります。
現在の状況
北部のパラダイスと南部のロサンゼルス近郊にあるベンチュラで大規模な山火事が発生し、南部ではほぼ収まったものの北部では今なお消火活動が続いている。
北部の状況について、地元の消防と警察は20日、新たに２人が遺体で見つかり、死者は81人になったと発表。
犠牲者の数はこれまでカリフォルニア州で発生した山火事の中で、最も多くなっていて、南部で死亡した３人を合わせると州全体の死者は84人に。
北部の焼失面積は東京23区とほぼ同じ６万ヘクタールを超えていて、今も大勢の住民と連絡が取れない状況が続いているほか、住宅１万2000棟以上が焼失し、多くの人たちが避難生活を続けている。
米カリフォルニア州の山火事 死者84人に 今後大雨の予想も | NHKニュースより引用
私の住んでいるサンフランシスコ市内（ゴールデンゲートブリッジ付近）
大気汚染被害がずっと続いていました。一番被害が大きい地域から約300キロ離れています。（東京から名古屋あたりの距離間）結構、離れている距離なんですが、それでも外に出ると、息苦しく感じることが多くて、どれほどこの火事がすさまじいものか想像以上のものだとヒシヒシと感じます。
毎日、この大気状態をチェックしてますが、今日は、火事以来初めて、黄色のModelateになりました。赤色のUnhelthyから、雨のお陰で改善されたようです。
11月21日朝9時
ふと、今（夕方4時）チェックしてみたら・・ですね
GOODになっているではありませんか！！☺
やっと、家の窓が開けられる。やっと、息苦しさから解放される。
11月21日昼3時
雨が降ることは、火事の沈下や大気汚染の改善になります。
ただ、この週末にかけて、大雨が予想されていて、新たな被害勧告を出しています。
現地では山火事が発生した１１月８日以降、一度も雨が降っていない。今後は雨によって火の勢いが弱まり、汚染された大気の状態も改善することが予想される一方、森林が焼き尽くされた山間部では土砂崩れの危険が高まっている。
米気象局によると、大雨が降れば焼け跡から灰だけでなく、がれきが流れ出すことも考えられる。
この火災では１９日までに１万１７００棟以上の民家が破壊され、シカゴ市全体ほどの面積が焼失した。死者は少なくとも７９人に達し、数百人が行方不明になっている。当局は鎮火の見通しについて、今月３０日以降になると発表している。被害の大きいパラダイスの町からは、数百人の住民が１０分ほど離れた町にある大型小売店の駐車場に避難し、テント生活を送っている。
しかしこの場所は丘のふもとに当たるため、洪水の恐れがある。支援団体は大雨の予報を受け、住民らを別の場所へ移す準備を始めている。
私ごとになりますが、最近アメリカ人夫が心膜炎になり、その影響も危惧してます。私自身も喘息をもっています。いつもより、咳をすることが増えているので、何らかの影響がでてきているのでしょうか。
日本から持ってきたマスクでは意味がないみたいで（汗）、新しくフィルター付きのマスクを購入し、外に出る時は必ず着けてます。車移動なら、少しは防げそうですが、バス移動の私たちは、このマスクは必須です。
このマスク、金物屋で販売されていますが品薄状態。私も一度売れ切れになっていて再入荷を待って購入することができました。
マスクなしだと、息苦しく感じました。こんなふうに普通に息をするのに、なんか違和感があるということは初めての事。山火事の現場から、３００キロ程離れている場所で、こんな状況になるということは、現場周辺はほんとに想像以上の被害なんだ、テレビで見ているだけでも胸が締め付けられる思いですが、被害に遭われた人たちの苦しさは計り知れないものだと、改めて山火事の恐ろしさを痛感しています。
二日くらい前の空です。この曇った状態が１週間以上続いていました。
マスクの心配をしているくらいなら、ほんとに気楽なものです。
明日は、サンクスギビングで、一番家族と楽しい時間を過ごす日です。家族を亡くされた方、避難されている方、お家を失った方・・それどころではないでしょう。
私にも少しでもできることがあればと、寄付を考えています。
今回の山火事で、思い出したのが、1995年の阪神・淡路大震災です。
関西に住んでいた私。直接の被害は受けなかったものの、生きてきた中で一番大きい地震を体験し、すごく怖かったのを今でも覚えています。そして、テレビでみた光景も忘れることができません。
何気なく、毎日過ごしていますが、この普通に暮らせることに本当に感謝すべきですよね。ちっぽけで他愛のない愚痴や悩みなんてくだらなく思います。
