https://forbesjapan.com/articles/detail/16234/1/1/1
先日のアバクロの衝撃の売却ニュースから数日経ちましたが、またまた同社の近年の衰退裏側についてのニュースが目に飛び込んできました。
衝撃なタイトルですΣ( ̄□ ̄|||)
かつての「憧れブランド」アバクロ、
衰退の裏に潜む差別主義
「魅力的な」白人のためのブランド??
『不愉快なブランド戦略』と言われる所以とは
A&Fは人種の多様性を認めない、白人中流階級のためのブランドだった。インターネット上で同社に対する批判が巻き起こるずっと前から、同社の店で働くためには一定の外見でなければならないということは、よく知られていた。
ただし、公平を期すために指摘しておくが、人材の配置を配役のように捉えているのはA&Fだけではない。レストランはどこも、同じようなことをしている。ただ、時間の経過とともに、A&Fが描いてきたその特定の“風景”が、時代遅れになったのだ。
信仰する宗教や体形、身体障害などを理由に消費者を差別しているという報道が相次いだことも、同社が特定の人たちだけ、つまり白人の、「従来から」魅力的とされてきた、痩せた人たちだけのためのブランドだという見方を広めることにつながった。
1990年代半ばに写真家ブルース・ウェーバーを広告キャンペーンに起用したA&Fは、それまでと全く異なる形の注目を集めるようになった。ウェーバーが手掛けたモノクロの広告写真は、まるでハリウッドにある高校の卒業記念アルバムのようだった。
筋肉質で目鼻立ちのくっきりした、“完璧にかき乱した”髪の若いモデルたちは紛れもなく魅力的で、服以上に見る人たちの目を引いた。A&Fが売ろうとしていたのは、ライフスタイルだった。そして、A&Fは明らかに、各店舗でもそれと同じ感覚を消費者たちに提供しようとした。販売員たちはみな、誰もが高校生のころに夢中になった経験がある、学校で一番の人気者の生徒のような外見だった。
https://forbesjapan.com/articles/detail/16234/2/1/1より引用
himawariは10年近く前にカリフォルニアのサンディエゴに住んでいました。その当時手軽に洗えると思い、アバクロでTシャツを愛用していたものです。
象徴であるムキムキマンの男性の上半身裸の店の入口の広告が目印。そして、暗闇、大音量、香水ムンムンの店内はカジュアルショップなのに、なんか高級感が漂う雰囲気に気分が上がりましたね~。
ああ、これがアメリカか!! と感激したのを覚えてます。
アメリカにはGAP、ラルフローレン、カルバン・クライン、バナナリパブリックのような世界中で人気のあるブランドが沢山あります。
それらのショップと並んでいるアバクロでしたが、ひと際目立っていました。
ライフスタイルを売るという画期的な広告戦略の裏に、信仰する宗教や体形、身体障害などを理由に消費者を差別しているという報道は、ファッションの面だけではなく、根本的な考え方の面でも、多くの消費者の支持を失うことになったようです。
日本で、ファッション業界でこのような差別報道などあまりみかけないですよね?
それほど、アメリカという国は、差別問題が深刻なのでしょう。
それと同時に、やはり『個人』価値を非常に大事にする国ということが反映しているのではないでしょうか?
日本はどこまでいっても、個人より会社が重視されますから・・・。
(最近は違いますか? バブル時代を引きずってしまってますかね( ̄▽ ̄;))
個人を侵害されることは、とことん戦うのがアメリカです。出る杭うたれまくりです。
まあ、個人個人の意見を言い合いすぎるのもデモのように規模が大きくなり、収拾がつかなくなったりで、それも問題です。
むむむ・・・・・
こういったニュースを見ると色々考えさせられます。
個人的には・・・・
頑張ったら頑張っただけ評価されるアメリカンドリームには惹かれます。
ジャパンドリームという言葉はこれから先、生まれてくるでしょうか・・。
断捨離中なので、これを機会に古くなったアバクロのTシャツたちを処分しようかな☺